Requiem 〜ある青年の死を悼んで〜

この曲は、2001年に作曲されたクラリネットアンサンブル “Requiem 1995″をもとにオーケストラ用に改作されたものです。

■ 委嘱経緯等

岡山大学交響楽団により委嘱

■ 初演データ

  • 初演 2004.12.11
  • 場所 岡山シンフォニーホール
  • 指揮 保科洋
  • 演奏 岡山大学交響楽団

■ CD/DVD

■ フルスコア

■ 曲解説

この曲は1995年の阪神淡路大震災の犠牲者を悼んでクラリネット・オーケストラのために作曲したものを、後にある青年の死をきっかけにオーケストラ用に改作したものである。突然の災害や不幸な出来事に遭遇した人々に襲いかかる苦悩を思い、四つの部分で構成されている。

【災厄】─ 大切な家族の死や財産の焼失に直面した人々の遣り場のない深い悲しみ,不合理な災害への憤り、錯乱する精神状態を木管楽器が奏でる。

【虚無】─ 混乱の後に続いて襲われる虚無感、虚脱感を、弦楽器と管楽器が表現する。

【葬送】 ─ 死者を悼み、冥福を祈る旋律が、弦楽器を中心に繰り返し奏される。

【未来へ】─ 悲しみを乗り越えて力一杯生き抜くことを誓い、未来へ向かって歩き出す姿を、金管楽器の壮大なファンファーレが描く。

2004年、青年の友人達により初演され、その後2011年の東日本大震災を受けて、翌年保科アカデミー室内管弦楽団により再演された。


日本語タイトル (ローマ字)
欧文名Requiem - in mourning of the death of a young man -
出版社Hoshina Music Office
原譜管理Hoshina Music Office
発表年2004
演奏時間10:00
難易度 (1~5)4
サンプル音源お問い合わせ下さい
Hoshina Music Officeでの取扱レンタル譜
料金区分一般レンタル料金
JASRAC作品コード093-2528-0