風紋・懐想譜(管弦楽版)出版のお知らせ

Hoshina Music Office出版、風紋(原典版)と懐想譜の管弦楽版スコア+パート譜を一般販売致します(パート譜は付属CDにpdfで収録)。販売価格は、2曲で8000円です。

オーケストラは過去に珠玉の名曲が沢山あります。憧れの曲を演奏するのは、アマチュアオーケストラにとって、とても心躍る瞬間だと思います。
その一方で、「うーん、やっぱりプロみたいな良い音がしないな……」と残念に思われたことはありませんか?
あるいは、「この曲は、アマチュアが演奏してもそこそこ上手く聞こえる」という曲もあります。

作曲家は演奏効果を考慮して曲を書いていますので、とにかくうまく鳴らないけど、それがその作曲家の独自の持ち味、狙った効果だ、と言える曲もあります(シューマンなどは良い例ではないでしょうか)。
しかし、そういう曲は、アマチュアにとって、その効果を十分に発揮する事が大変難しいのも事実です。

長い年月の間に、楽器の性能は進化し、それに合わせて管弦楽法も進化してきました。その恩恵により、最高難易度の演奏技術を駆使しなくても、音楽的な表現ができる楽曲を作曲することも可能になりました。

風紋、懐想譜は、もともとアマチュアを対象に書かれているため、コンテンポラリーな技法は使われていませんが、学生やアマチュアでも演奏出来る難易度で、かつ音楽的なアンサンブルを楽しめるように作られています。

しかも、いずれも、演奏効果が高くなるように書かれています。
(所謂「よく鳴る」オーケストレーションです)。
吹奏楽で全国大会を狙うような団体の皆様は、楽曲の演奏効果ということを大変真剣に考えておられますが、アマチュア・オーケストラではあまり意識されていない部分ではないでしょうか。

保科アカデミー室内管弦楽団の演奏がYouTubeに上がっておりますが、時折、外国の方からも「本当にアマチュアの楽団なのか?」というコメントを頂きます。保科アカデミー室内管弦楽団の実力は確かに高い方と言って良いと思いますが、たとえばブラームスの演奏で同様のコメントをいただくのは、数々の技術的な難しさもあり、なかなか難しいと思います。

各パートの譜面は、一見簡単そうに見えますが、アンサンブルには工夫が必要で、数ヶ月の練習にも十分耐えうる内容です。

演奏会の前半プログラムやアンコールピースとして、是非ご検討下さい。

各曲の詳細はこちら。

2013/12/3 追記
正誤表更新(風紋の一部のトリルが抜けておりました)

【シリーズ刊行記念!】

只今、上記オーケストラ・ライブラリ1をご購入頂いた方に、保科アカデミー室内管弦楽団の演奏による、保科洋管弦楽作品集CDをプレゼントしております。勿論、風紋、懐想譜も収録されています。
収録曲等詳細は、以下の画像をクリックして下さい。

スクリーンショット 2013-06-27 1.51.25 AM